菅義偉首相が3日午前の自民党役員会で「総裁選に立候補しない」と述べ、17日告示の総裁選に出馬しない意向を表明した。これに伴い、今月末の総裁の任期満了で首相を辞任することになる。二階俊博幹事長は今回の不出馬について、記者から「内閣支持率の低下、党内の若手の不満が関係あるか」と質問され、「全く関係ない」と語気を強めた。
二階氏は役員会後、記者団の質問に答えた。
二階氏は、菅首相の1年間の政権運営について「この1年間、ずいぶんご活躍をなさったという風に思っている。執行部と党との間にも、何のごたごたもない。一丸となって総理、総裁を支えてきた」と述べた。
一方で、菅首相の総裁選不出馬について若手の支持率低下や党内の若手の不満の影響があったことについて、二階氏は否定した上で「党内の若手でそういうことを言っているものがあったら、自分の選挙をしっかりやりなさいと、こういうことですよ」と強調。
さらに「総理の支持率がどうだとかね、そんなことだけで、それぞれの選挙が決まるわけじゃない。私も少なからぬ選挙の経験を持っておりますが、一生懸命に戦うことに専念して、ときの総理が誰であったとか、そんなこと考えずにやるわけですよ。選挙民のみなさんは、おまえと総理の関係はどうなんだとか、そんなこと聞く人いない」と持論を展開。続いて「マスコミの皆さんが専門の立場から、いろいろと分析してね、研究、検討されること、これは大事なこと。職責でしょうから。しかし、そんなことで選挙は決まることはないでしょう」と語った。
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