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Friday, August 27, 2021

「高い数字で達成」 集団接種終了の大館市 [新型コロナウイルス] - 朝日新聞デジタル

 22日に新型コロナウイルスワクチンの集団接種がひとまず終わった秋田県大館市で、中心的な役割を果たした市立総合病院の吉原秀一院長らが27日、記者会見した。同市の接種率は27日現在78・3%となり、吉原院長は「集団免疫(獲得)には70%の接種率が必要とされるが、かなり高い数字で達成できた」などと述べた。

 同市の集団接種はニプロハチ公ドームでは土日祝日に計16回実施、22日までに約4万6千人が2回の接種を終えた。6月12日から65歳以上、19日から16歳以上、7月31日から12歳以上と段階的に対象を広げた。

 スムーズに集団接種を終え、高い接種率となった理由について、吉原院長は市の迅速な対応、大規模な会場の確保、地元医師会、薬剤師会、学生ボランティアの協力などを挙げた。「ワクチンを接種しようという市民の意思も要因になった」とも話した。また、「集団接種は大きな社会実験大館市がウイルスを制御できたら医療機関や各自治体は大館が達成した数字を目標にする。大館の今後の感染状況が注目される」と語った。

 吉原院長は、市立総合病院では今月140人がPCR検査を受け、二十数人の陽性が判明したと説明。感染者のほとんどがワクチン未接種で、2回の接種を終えた人も感染したが無症状だったという。感染者の多くが30、40代で、吉原院長は「ワクチンの有効性は高いという印象がある」と述べ、迅速な集団接種が効果を上げているとの考えを示した。(加賀谷直人)

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