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Friday, July 2, 2021

シリアで人道支援ルート維持求め NPO関係者などが「人間の鎖」 - NHK NEWS WEB

内戦が続く中東のシリアで、国連が定める隣国トルコからの人道支援ルートの使用期限が来週に迫り、現地で活動するNPOの関係者などが「人間の鎖」を作って、避難民に食糧を届けるためのルートの維持を訴えました。

国連の安全保障理事会は、内戦が続くシリアでアサド政権から逃れた市民など300万人以上に食糧や医療品などを届けようと、シリア北西部と隣国トルコを結ぶ人道支援ルートを維持してきました。

このルートは使用期限が7月10日に迫り、安全保障理事会で期限の更新が必要となっていますが、アサド政権の後ろ盾となっているロシアは、人道支援はアサド政権に任せるべきだとして更新に反対しています。

こうした中、シリア北西部の都市イドリブでは2日、ルートの入り口となっているトルコ国境にかけて、人道支援に携わるNPOのスタッフなど2000人以上が道沿いに並んで「人間の鎖」を作りました。

そして「命綱を守れ」などと書かれたプラカードを掲げ、国際社会にルートの維持を訴えました。

国連の安保理では、使用期限の7月10日に向け、ルートの維持を主張するアメリカなどと、反対するロシアとの攻防が激しくなっていくものとみられます。

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