北海道放送(株)
暑い日が続く道内ですが、実はこの夏、道内近海の海水の温度も非常に高くなっています。道内の海の様子も大きく変わってくる可能性がありそうです。 猛暑が続く今年、小樽の海水浴場も多くの人でにぎわっています。 「(海の温度はどうですか?)ぬるいくらいですよ」(男性) 気象庁の統計によりますと、この日、周辺の海面の温度はおよそ23度。 現在、道内周辺の海水温は、過去30年間の平均と比べると4度から6度ほど高くなっています。 暑さが続き、海水温がどんどん上昇していて、平年差は、全国の海の中でも最も大きくなっています。 北海道周辺の海の生物に詳しい専門家に聞くと… 「今、7月の段階でこれですから、一番海水温が高くなるのは9月なんですね。サンマとかサケのように冷たい水を好む魚が、なかなか寄って来られないという可能性もある」(函館頭足類科学研究所・桜井泰憲所長) 道内の「秋の味覚」を代表するサンマやサケの不漁につながる懸念を指摘します。それだけではありません。 「例えばブリなんかは、道南かこの辺にいたものが、より北のオホーツクまでいってしまうと。マグロもそう、クロマグロもそうですけど、そういうことが起こりえる」(函館頭足類科学研究所・桜井泰憲所長) 比較的、温かい海水を好みここ数年、道南などでとれる量が増えていたブリやマグロなどが、より北側の日本海やオホーツクの海などでも、とれるようになると予想します。さらに… 「水温が高くなると酸素の溶け込む量が減る。そのままだとまだいいが、ちょっと東の風が吹けば、(海水が)混ざって一気に酸欠を起こす」(函館頭足類研究所・桜井泰憲所長) この現象が去年9月、函館港で起き、酸欠となったイワシが大量に死にました。 桜井所長は海水の温度が高い今年は、狭い湾内などで魚の群れが酸欠になる現象が起きやすいと指摘します。 7月26日(月)「今日ドキッ!」午後6時台
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