時短要請、霧島２週間延長へ 新規感染者高い水準続く 鹿児島、出水は６日で解除 鹿児島県・新型コロナ | 鹿児島のニュース - 南日本新聞

　鹿児島県は、新型コロナウイルスの感染拡大を受け、６日まで営業時間短縮を要請している３市の飲食店のうち、新規感染者数が高止まりしている霧島市の店舗に７～２０日まで２週間の時短延長を求める方針を固めたことが３日、分かった。残る鹿児島、出水の両市は予定通り６日までで解除する。４日午後、感染症対策本部会議を県庁で開き、正式に決定する。

　関係者によると、県の警戒基準は「ステージ３（感染者急増）」を維持し、感染拡大警報も継続する。霧島市の対象店舗は約１５００店。

　県が時短要請や延長する際の判断材料の一つ「直近１週間の人口１０万人当たりの新規感染者数」は３日時点で、霧島市が５０．６６人。２５人を上回り、ステージ４（感染者爆発的拡大）に相当している。５月末には市内の児童施設と高齢者施設でクラスター（感染者集団）発生が相次いで確認されるなどしている。

　鹿児島市は１０万人当たりの新規感染者数が１３．６１人、出水市１３．４０人で、ともにステージ３の１５人を下回っている。

　県は大型連休中の感染者数の急拡大を踏まえ、５月７日に警戒基準をステージ３に引き上げ、感染拡大警報を再発令した。感染者が多かった鹿児島、霧島、奄美の３市と沖永良部島の和泊、知名両町の飲食店に１０日から２週間の時短営業を要請。奄美など３市町は予定通り２３日までで解除したが、鹿児島、霧島の両市には時短要請を延長。感染者が急増した出水市の飲食店にも２４日から時短営業を求めた。期限は３市とも６月６日までとしていた。

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