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Monday, June 7, 2021

米アポロ・グローバル、カナダの年金基金が関係見直しも-関係者 - ブルームバーグ

カナダ年金制度投資委員会( CPPIB)がプライベートエクイティー(PE、未公開株)投資会社の米 アポロ・グローバル・マネジメントとの関係を見直す可能性がある。アポロは性犯罪で起訴され勾留中に死亡したジェフリー・エプスタイン元被告と共同創業者の関係を巡り、厳しい状況が続いている。

   5000億ドル(約55兆円)を運用しているCPPIBはアポロとの投資を続けるかどうか検討中で、アポロの運用成績と共同創業者で前最高経営責任者(CEO)のレオン・ブラック氏の扱いに失望しているという。CPPIBの考えを知る関係者が語った。

  エプスタイン元被告を巡るスキャンダルを受け、ブラック氏は今年3月、CEOを予定より早く退任。別の共同創業者であるマーク・ローワン氏がCEO職を引き継いだ。

資産家レオン・ブラック氏、アポロCEO兼会長職退任-予定より早く

  ブラック氏と元被告とのビジネスを通じた関係については、厳しい検証がなされており、CPPIBが投資をやめれば、アポロにとって大きな痛手となる。米ペンシルベニア州の公立学校職員退職制度を含む投資家がアポロとの投資を停止することを決め、アナリストらは同社のコーポレートガバナンス(企業統治)に関し公に疑問を呈している。

  アポロの広報担当者はCPPIBについて「この問題に関する懸念は最近表明されていない」と説明。CPPIBとは長期的な関係で、アポロの「資金調達活動は力強く、コーポレートガバナンスの構造は業界屈指だ」と述べた。

  広報担当者によると、アポロのPEリターン(31年間)は口座手数料を加味しプラス24%。最も新しい旗艦ファンド「ファンドIX」は今年1-3月時点での内部収益率(IRR、ネットベース)が26%。

  CPPIBの担当者はコメントを控えた。

原題: Apollo Faces Canada Pension Review, Showing Stain Outlasts Black(抜粋)

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