名古屋市の河村たかし市長(72)が19日、4期目をめざして名古屋市長選(4月11日告示、25日投開票)に立候補すると表明した。「もう一回ご奉公せないかん」と新型コロナウイルス対策に継続して取り組む意欲を強調する一方で、偽造事件に発展した大村秀章・愛知県知事へのリコール署名を支援した責任については「選挙はあまり関係ない」との姿勢を示した。
「特に子どもさんのスクールカウンセラーの配置が道半ば。第1弾ロケットは点火しましたけど、日本中に広げないかん」
河村氏は記者団にそう述べ、名古屋市政最長の4期目をめざす理由に新型コロナ対策と子育て施策を挙げた。看板政策の市民税減税や年800万円への市長給与削減も、引き続き公約に掲げる考えだ。
大村氏へのリコール署名が2月に偽造事件に発展し、河村氏は、リコール運動を主導した美容外科「高須クリニック」院長の高須克弥氏とともに署名を呼びかけるなど支援した責任を問われている。この日、改めて署名偽造は「徹底追及する。とんでもない」と述べたが、選挙戦でどう説明するのか記者に問われると「選挙はあまり関係ない。わしがこんなことやるはずがない」。高須氏には「こちらから選挙を応援してとは言わない」と話した。
逆風、リコール問題の他にも
「税金が日本一安く、日本一福祉が行き届いたまち名古屋をさらに盛り上げていく」と意欲を示す河村氏。だが、告示まで約3週間と迫るまで表明しなかった背景として、関係者の一人は「国政復帰で悩んでいた」と明かすほか、河村氏周辺は「市民に誤解されるのを恐れていた」と偽造事件への市民の反応を注視していたと説明する。
「市長選に出ないと不正への関…
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