Pages

Friday, February 12, 2021

森会長の「後継指名」に苦言 スポーツ界・大会関係者反応 - 中日新聞

 東京五輪・パラリンピック組織委員会会長を辞任した森喜朗氏の後任人事の迷走ぶりに、スポーツ界や大会関係者からも批判の声が上がった。日本サッカー協会元会長の川淵三郎氏がいったんは就任に前向きな姿勢を示したものの、騒動の張本人による事実上の「後継指名」だったことが分かり批判が噴出。組織委は急きょ候補者検討委員会を立ち上げることを決めたが、開幕まで約5カ月に迫る中での混乱に不安の声も漏れる。 (多園尚樹、佐藤航、今村太郎)

 全日本スキー連盟で2015年から約2年間、競技本部長を務めながら、18年平昌五輪の約半年前に不透明な形で辞任することとなった成田収平さん(56)は「私の時もそうだったが、組織は『やりやすい人』を集めがち。(退任後の森氏にとって)やりやすい人を選んだのだろうが、組織委も競技団体も透明性が求められる公益財団法人である限り、それは許されない」ときっぱり。森氏の女性蔑視発言と同じく、「(独断の人事も)多様性を損なう弊害そのもの」。自身も五輪が迫る中での交代だったが、今回も開幕半年を切るタイミングでの騒動に「大会は大丈夫かなと思ってしまう」とこぼす。

 16年に五輪の東京都・招致推進...

中日新聞読者の方は、無料の会員登録で、この記事の続きが読めます。

※中日新聞読者には、中日新聞・北陸中日新聞・日刊県民福井の定期読者が含まれます。

関連キーワード

Let's block ads! (Why?)


からの記事と詳細 ( 森会長の「後継指名」に苦言 スポーツ界・大会関係者反応 - 中日新聞 )
https://ift.tt/3rImFCa

No comments:

Post a Comment