[ロンドン 28日 ロイター] - 英インペリアル・カレッジ・ロンドンが28日公表した調査によると、イングランドで新型コロナウイルス新規感染者が減少し始めており、年明け以降のロックダウン(都市封鎖)が奏功している可能性がある。ただ、減少ペースは緩慢で、罹患(りかん)率が非常に高いことに変わりはないという。
ジョンソン英首相は27日、ロックダウン措置を少なくとも3月8日まで維持する可能性を示唆した。
インペリアルによると、1月6─22日の期間に人口10万人あたりのコロナ感染者数が157人となり、罹患率は1.57%だった。ロンドンの罹患率が最も高く、2.83%だった。
ただ、調査期間の終盤にロンドンと英南部の地域で罹患率が低下。一方、中東部イースト・ミッドランズ地域では新規感染者が増える明確な傾向が示された。他の地域の罹患率は横ばいだった。
研究チームは、イングランドで1月5日に導入されたロックダウンは罹患率を押し下げる効果が表れるまで時間がかかり、地域間で影響に差異がみられたと指摘。
研究に携わるインペリアルのポール・エリオット教授は記者団に「(罹患率は)過去数日に低下しているようで、勇気づけられる」と述べた。インペリアルが先週公表した中間調査結果では、ロックダウンの初期に感染抑制効果は確認できなかった。
エリオット氏は「しかし罹患率をもっと速いペースで低下させる必要がある。NHS(英国民保険サービス)が極端に圧迫されているからだ」と強調した。
からの記事と詳細 ( イングランドのコロナ新規感染者が減少傾向、水準なお高い=調査 - ロイター (Reuters Japan) )
https://ift.tt/3iXFbTV
No comments:
Post a Comment