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Monday, January 18, 2021

笠松競馬関係者が申告漏れ 騎手ら約20人、3億円超 - 日本経済新聞

笠松競馬(岐阜県笠松町)に所属する騎手や調教師、その知人ら約20人が名古屋国税局の税務調査を受け、2019年までに計3億円超の申告漏れを指摘されていたことが19日までに、関係者への取材で分かった。

うち約2億円は、騎手や調教師が他人名義で購入し、的中させた馬券の配当金から外れ馬券などの経費を差し引いた利益で、自身の所得として申告しておらず、所得隠しと認定されたもようだ。いずれも既に修正申告したとみられる。

笠松競馬を巡っては、岐阜県警が20年6月、馬券を買った疑いがあるとして、競馬法違反の疑いで騎手と調教師計4人の自宅などを家宅捜索していた。

関係者によると、所得隠しとされたのは、家宅捜索を受け、その後必要な免許が更新されずに引退したこれらの4人を含め、現役の騎手や調教師、手数料を受け取っていた親族や知人ら計10人ほど。親族や知人の口座を借りて馬券購入サイトに登録し、配当金の一部を手数料として渡した残りを得ていたとみられる。

他に10人ほどの調教師らが、人件費や競走馬の餌代を水増しして所得計約1億円を圧縮したとして、申告漏れを指摘されたもようだ。

競馬法は不正防止のため、地方競馬の騎手や調教師、厩務員が全ての地方競馬の馬券を購入することを禁じている。岐阜県地方競馬組合は20年9~10月、騎手ら関係者全員から馬券購入の有無を聞き取り「違法な馬券購入は確認されなかった」と説明していた。〔共同〕

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