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Wednesday, December 9, 2020

AirPods Maxが高いって? 高くないよ。高いけど。 - ギズモード・ジャパン

高くなくなくなくなくない?

ついに、アップル初のオーバーイヤーヘッドホンにして2020年最後の隠し球「AirPods Max」が発表されました。

正直「AirPods Maxって名前はどうなの? AirPodsとは別物じゃない?」と最初は思いましたが、よく見るとメッシュ素材はエアリーだし、全体的にまゆ(Pod)っぽい感じはあるし、すぐに「マジでデカいAirPods=AirPods Max」だと納得できました。

AirPods Maxは高い?

さて、このAirPods Max、発表された途端に「高い!」とSNSで話題になりましたね。

しかし、本当にそうでしょうか?

もちろん絶対的な金額として6万1800円(税別)は高いです。これを「安いわ〜」と煽ることなんて、一般市民として到底できません。いや、相対的に考えると、さらに高く感じるかもしれません。だって競合カテゴリとなるソニーの「WH-1000XM4」は実売で33,000円(税別)程度。下手したら2台買えちゃうかもしれないお値段です。ヘッドホン以外なら「PS5」だって買えちゃいますね。高っ!

けれども、AirPods Maxは本当に高いのでしょうか?

整理しましょう。AirPods Maxの競合は、おそらく「WH-1000XM4」のような“デジタルガジェット“要素の強いヘッドホンではありません。バング&オルフセン「Beoplay H95」や、Bowers & Wilkins「P9 Signature」といった、素材と仕上げと音質すべてにこだわった“ブティックオーディオ”的な趣きのヘッドホンの方が、カテゴリとして近いのではないかと思います。値段以前に、そのスタイルを見れば一目瞭然ですよね。

比較的安価な素材を高度な技術で大量に仕上げることで、高級感と価格を両立。さらにコンピュテーショナルオーディオを駆使することで、音質的にも10万超えの高級ヘッドホンを狙い撃ちしようとする。AirPods Maxはそんなプロダクトではないかと予想&期待します。

つまりこれは、“デジタルガジェット”というより、アップルブランドとデジタル技術の相乗効果による“オーディオ機器の再発明”と捉えるべきだと思うのです。

AirPods Maxはダサい?

そしてもう一つ、AirPods Maxについて「ダサい」という声がやはりSNSでたくさん出てきました。

これについては「またか」と、ドラえもん&のび太ママのミーム(“またか。またね。”で検索してみてください)を引用したい気分です。

iPhoneやiPadについて発売当初「あんなのは絶対に売れない」という声が聞かれたように、Apple WatchやAirPodsについても当初は「ダサい」という声がたくさん広まっていました。でも、結果的にファッショナブルなアイテムになりましたよね。それと同じです。

そもそも、アップルという世界一のデザイン企業が、思いつきレベルでダサい意匠を世に放つわけがありません(たまに初代Apple Pencilの充電方式みたいなことをやらかしますが)。“次に来るもの”というのは、大半の人にとって今は「?」と感じるものなのです。

とにかく「アップルのデザイナーより、自分の方がセンス良い」と不用意に豪語するのは、危険すぎますよ。

(でも、Smart Caseは実用性も含め意味わからないですね…)。

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Image: Apple
Smart Case

Apple信者必死だな?

以上、期待込みでAirPods Maxをポジティブに解釈してみました。

これは信仰というより、過去のアップル製品が積み重ねてきた実績からの信頼です。とくにAirPodsシリーズは、近年のアップルを代表するイノベーティブなラインですからね。

もちろん僕は注文しましたよ。正直、値段にひるんで一瞬迷いましたが、この新カテゴリへの期待も込めてBETしてみることにしたのです。

いやー、楽しみです!

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