5日午後の東京株式相場は上昇している。午前は小反落して取引を終えたが、欧州中央銀行の金融緩和に加えて、日銀によるETF(上場投資信託)買いの期待が出ている。一方で、米政権が今週予定していた経済対策会合を見送ったことで、景気回復の先行きが警戒されている。保険や銀行など金融や空運が上昇している半面、医薬品や情報・通信が安い。
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〈きょうのポイント〉
午後の市場で日銀政策による株式需給の引き締まり期待が出ている。CLSA証券の釜井毅生エグゼキューション・サービス統括本部長は5月のETF購入額が前月に比べ大幅に減った上に、5月15日以降に実施がないため、日銀買い観測が高まっている可能性があるとみていた。
みずほ証券の倉持靖彦氏は「先週から続いている売り方の買い戻しが一巡してくれば相場はいったん下げる可能性があるが、下がったらまた買い戻す圧力が残っている」と指摘。「息切れしながらもまた買い戻しが入ってくることが相場の下支え要因」と述べていた。
米国で重要な経済指標の公表を控えていることも買い戻しを誘いやすくなっているという。CLSA証券の釜井氏は「5月の米雇用統計が市場予想まで悪化しなければ、ポジティブサプライズとなる可能性がある」と述べた。
- 東証33業種では輸送用機器、銀行、電機、保険、機械が上昇寄与度上位
- 情報・通信、医薬品、精密機器が下落
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June 05, 2020 at 05:53AM
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日本株は自動車や銀行高い、医薬品安い-日銀ETF買いの期待も - ブルームバーグ
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