【NQNニューヨーク=川内資子】4日の米株式相場は3日続落して始まった。午前9時35分現在、ダウ工業株30種平均は前週末比292ドル81セント安の2万3430ドル88セントで推移している。新型コロナウイルスの感染源を巡る米中関係の悪化が嫌気され、中国関連株を中心に幅広い銘柄が売られた。
ニューヨーク証券取引所前=AP
ポンペオ米国務長官は3日、新型コロナが中国・武漢市の研究所から発生した可能性について「多くの証拠がある」と述べた。トランプ米大統領もかねて同様の主張をしてきた。米政権は関税引き上げなどの中国への報復措置を検討しているとされており、米中関係の対立が強まるとの警戒感を誘った。
化学のダウ建機のキャタピラーなど中国売上高が大きい銘柄の下げが目立つ。投資会社バークシャー・ハザウェイが2日開いた年次株主総会で、同社を率いるウォーレン・バフェット氏が「評価が難しい」と述べた航空機のボーイングが大きく下げた。同氏が空運株をすべて売却したと明らかにしたのを受け、デルタ航空やユナイテッド航空ホールディングスなどが安い。証券会社の投資判断引き下げが伝わった映画・娯楽のウォルト・ディズニーも売られた。
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May 04, 2020 at 08:51PM
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NYダウ続落で始まる 292ドル安、米中関係の悪化懸念 - 日本経済新聞
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