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Sunday, March 22, 2020

暗雲漂ってきた五輪開催、関係者に戸惑いと諦め - 日本経済新聞

新型コロナウイルスの感染拡大で東京五輪の開催に暗雲が垂れこめている。国際オリンピック委員会(IOC)は4週間以内に結論を出す方針で、安倍晋三首相も23日に完全実施が困難なら延期の判断もやむを得ないとの考えを示した。3日後に福島県での出発が迫る聖火リレーの関係者は、予定通りの開催に不安を募らせる。参加国を受け入れる各地のホストタウンからは「仕方ない」との声が上がった。

東京五輪までの日数を表示するカウントダウンクロック(23日午前、東京都千代田区)

東京五輪までの日数を表示するカウントダウンクロック(23日午前、東京都千代田区)

「振り回されっぱなしだ」。26日に聖火リレーが通過する福島県大熊町の担当者はこぼす。当日は町役場前で地元住民がよさこいを披露したり、地元の特産品を使った豚汁を振る舞ったりする予定だったが、新型コロナの影響で急きょ取りやめになった。東京五輪そのものの延期が現実味を増す中、担当者は「聖火リレー当日に里帰りする町外避難者も多い。リレーはぜひ予定通り実施してほしい」と力を込める。

同県双葉町では営業を再開したばかりのJR双葉駅前を聖火が通る。既に駅前での当日のイベントは中止が決まっている。担当者は「リレーが延期になれば人員配置などの調整が再度必要になり、大変」と話す。

聖火ランナーの受け止めは様々だ。26日に同県浪江町を走るいわき市の教員、池田泉さん(47)は「世界中に祝福される形で走りたいというのが本音だ。命が大切なことは被災者がよく分かっており、リレー自体の延期も考えるべきなのではないか」と話す。

同県楢葉町を走る高校3年、阿部聖央さん(18)は「地元の期待を背負う意気込みで準備しているが、今後どうなるだろうか」と不安そうだった。

一方、各地のホストタウンからは「五輪の延期はやむを得ない」との声も聞かれた。

古代五輪発祥の地とされるギリシャのオリンピア市と姉妹都市で、同国のホストタウンとなっている愛知県稲沢市。3月12日にオリンピア市で行われた採火式後に中学生18人が同国での聖火リレーに参加する予定だったが、新型コロナの流行を受け、派遣を中止した。

4月にはオリンピア市長や中学生らが日本での聖火リレーに合わせて来日する予定だったが見送りになった。同市の担当者は「やむを得ない事情ではあるが、ホストタウンに登録した2016年から準備を進めてきただけに大変残念。どうなるか見守りたい」と話した。

「世界的に感染が広がるなか、延期の検討は仕方がない」と話したのはオーストリアのホストタウン、京都府亀岡市の担当者。市民に親しみを持ってもらおうと同国から音楽家を招いたコンサートを開き、市内の小学校の給食で同国の郷土料理を出したりしてきた。

7月には空手の代表選手の事前合宿を行う予定で、市民との交流イベントも検討していた。「情勢が不安定な中で交流事業を開いても、選手や市民に不安を与えてしまうだけ。受け入れ準備のためにも方針を早く決めてほしい」と求めた。

「中止ではなく延期なら選手は来てくれる。いつでも歓迎できるように準備したい」。リトアニアのホストタウンを務める神奈川県平塚市の担当者は冷静に話す。3月10日から予定されていた陸上選手の合宿を中止したばかり。数年前から視察などを通じて同国と連携を深め、新型コロナの対応を巡ってもこまめに連絡を取り合う関係が築けているという。「五輪後も市民同士の交流は続く。長い目で関係を作っていければ」と話した。

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March 23, 2020 at 09:31AM
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