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Wednesday, March 25, 2020

高い完成度を持つ新興ブランドのエアロロード デヴェル「A01」 | Cyclist - Cyclist(サイクリスト)

 昨年、フィリピンで立ち上がった新しいブランド、DEVEL(デヴェル)の「A01」をインプレッション。スプリンターが満足する剛性感が魅力のエアロロードバイクだ。

デヴェルのエアロロードバイク「A01」 Photo: Masami SATOU

那須ブラーゼンのメインバイクに

 ローンチからまだ日が浅く、比較的新しいブランドであるデヴェル。30年以上前からスチールバイクの販売を始め、ショップ経営を通してカーボンの知識を深めたオーナーが、ついに自らのブランドを立ち上げて開発したバイクがこのA01だという。名前の由来は「Development」(開発)から来ており、その類稀なる情熱がうかがえる。

BB付近は大きなパワーを受け止めるボリュームのある設計に Photo: Masami SATOU

 すでにUCIコンチネンタルチームのプロタッチ(南アフリカ)や、金子大介選手が所属するネロコンチネンタル(オーストラリア)、そして那須ブラーゼンがA01をレースバイクに採用。ツール・ド・台湾をはじめ、ヘラルドサンツアー(オーストラリア)など世界各国のレースで実績を挙げている。

 A01はトップチューブが水平に近く、リア三角を小さく抑えたトレンドのエアロデザインでまとめられており、ダウンチューブ、シートチューブは空気抵抗を低減させるカムテール構造が用いられている。メインのカーボンは弾性率が高い東レのT1000を採用。重量はフォーク込みのフレームセットで約1100gと軽量に仕上げられているのが特徴だ。

ディスクブレーキバージョンをインプレション Photo: Masami SATOU
カムテールを取り入れたエアロデザイン Photo: Masami SATOU

一枚岩のような剛性感

 A01はリムブレーキ仕様も用意されているが、今回試したのはディスクブレーキバージョン。エアロロードバイクであればより空力的にも優れるため、個人的にはこちらを選びたい。気になる乗り味だが、ブランドが意図した通りスプリンター向けの高剛性バイクだという第一印象を受けた。

高い速度域からでも鋭い加速を可能にする剛性が魅力 Photo: Masami SATOU

 特にBB近辺が一枚板のような硬さがあり、大きなパワーをかけてもしなる気配はない。ここまで剛性が高いと体への負担も心配されるが、車体が軽く、左右に振りやすいため、片脚が反力を感じる前にもう片方の脚が踏み出し始める、といった具合に意外と扱いやすい一面もみせた。

 当然加速力もあり、高い速度域からもう一段階上のスピードまでバイクが引き上げてくれる。エアロロードだが重量も軽いので、短い上りならデメリットを感じることはないだろう。キレのある加速は坂でも健在だった。

 新興ブランドながら完成度の高さを示したA01。総合力にも長けているが、真価を発揮できるのはスプリントシーンだろう。クリテリウムなどスピードと加速が求められるレースでアドバンテージになるはずだ。脚自慢のスプリンターはぜひ試して欲しい。

デヴェル「A01」

税抜価格:302,000円(ディスクブレーキフレームセット)、275,000円(リムブレーキフレームセット)
カラー:カネコグリーン、レッド、シルバー、偏光ブルー、ホワイト、ゴールド
サイズ:440、470、490、510、530、550、580

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バイクインプレッション

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