こんにちは、035ロンゴアミーゴです。
先日、私の母が電話でポツリと言いました。
「お母さん、よくにんじんケーキ焼いてたやろ?あれまた食べたいんやけど…レシピどんなんやったかなぁ?…」
母が小さい頃によく焼いてくれた【にんじんケーキ】確かに美味しかったなぁ。
スイスロールやアップルケーキも思い出の記憶にありますが…断然【にんじんケーキ】
小学校から帰宅して、おやつに作ってくれていた時の嬉しさと言ったら。
ほんのりシナモンの香りとしっとりとした食感が、私にとっては〝特別〟を感じる瞬間でした。
栗原はるみさんのレシピで
インターネットでレシピ検索し、LEEでもお馴染みの栗原はるみさんの【キャロットケーキ】のレシピを参考に作りました。
今までも、別のレシピで何度も作っていたのですが…母の味を再現したくて。
母がこの味だ!と思えるレシピはないかなぁと…絶対的な栗原はるみさんのレシピなら…と選びました。
とはいえ、基本ズボラな私。
すりおろしたにんじん…の根気が湧かず(苦笑)フードプロセッサーの力を。
この日は午後から、我が家に母が遊びに来てくれる予定。
倍量にして、お持ち帰り用も焼きました。
思い出のファッション
母は、77歳。オシャレが大好きな人で、自宅の一室で小さな洋裁教室をしています。
洋裁を習いに行ったのは、私がまた幼稚園の頃。
自身も私達三姉妹にもオシャレな服を着せてあげたいけれど…
当時は〝プチプラ服〟なんてワードも存在せず、洋服も高価でした。
自分や我が子にピッタリサイズで!可愛い服を着せてやりたい!
そんな想いから洋裁を習ったと聞いています。
私は、姉達と8〜6歳離れているので(三女です)いつも姉達と同じファッション⁈に憧れていたのを覚えています。
お揃いが大好きでした。
例えば、長女6年生、次女4年生の運動会。
「ロンちゃんもブルマ履くー!うんごろつ(運動靴)履いて行くー!!」
と玄関で運動靴を探したのも覚えています。
他にも、次女姉が中学入学の時にセーラー服を着たので私も着たいと。このセーターは既製品ですが。
母の手作りの服や手編みのセーターを沢山着せてもらっていた思い出があります。
思い出の味
「わぁ♡こんな味やったわぁ!お母さんが作ってたにんじんケーキ。懐かしいなぁ。」
そう、私も口に入れ広がった風味と食感は思い出の味ととても似ていると感じました。
美味しいです、本当に。
お持ち帰り用に包んであるのも「お父さんも食べはるわ。」と喜んでくれました。
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最近、母と話しているとよく
「お母さんが病気したらな…」とか「葬儀場は◯◯でもう予約してあるねん。」など。
いわゆる〝終活〟的な話題を口にする事が増えました。
もちろん大切な事ですし、母の年齢を思うと〝今〟がこの先何十年と続くのは非現実なのかもしれません。
それでもやっぱりそんな言葉は寂しく、そんなんまだ言わんといて!と思います。
私の中で【にんじんケーキ】は母の味で、オシャレで優しく温かい母に変わりなく。
私もボーイズにとってそんな存在でありたいなと思います。
皆さまは、忘れられない思い出の味はありますか?(^^)
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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