惑星では移動や輸送が必要不可欠だから。
カリフォルニアの宇宙スタートアップ企業ASTROLABが、惑星探査や輸送に使う車両「FLEX」を開発しています。
人が移住する前に基地を組み立てられる
エアレスタイヤでゴツゴツの地表を進み、車体の左右で激しい高低差があってもヘッチャラ。お腹に大きな荷物を抱えたり、怪我をした宇宙飛行士を移送するなど、柔軟性に富んだ使い方が可能です。
「FLEX」はふたりの宇宙飛行士が立って移動することもできますが、荷物を自動的に交換することもできたりして、人間が到着する前に、ある程度の規模を持つ居住地を組み立てる能力を持っています。今後作られるであろう、月面や火星基地や植民地の建設に大きく貢献しますね。
砂漠で5日間の試乗体験
「FLEX」はすでに実車が作られています。元宇宙飛行士で技師でもあるクリス・ハドフィールド氏が、デスヴァレーで5日間に渡り試乗体験をした動画をどうぞ。
過酷な環境下に住むことは、何かしらの方法で建材や機器類や生命維持装置、それに人間も輸送しなければなりません。そこに必要なのは、何でも運べる車両なのです。「FLEX」は、坂道を真横に移動しても、車体は水平を保ちます。荷崩れすることもないので、ASTROLABは月でのUPSやFedExといった、運送屋を目指しているのだそうです。
A Hawthorne startup is joining the drive to explore settlement on the moon.“We want to be the UPS or FedEx of the moon,” the founder and chief executive of Astrolab said. https://t.co/KQtuya5GyM
— Los Angeles Times (@latimes) March 11, 2022
安くてたくさん作れば移住計画も早く実現
これまでの惑星探査機だと、すべてが特注で数十億円もしていました。ですがもっと安価で大量生産できる輸送車があれば、月や火星への移住がもっと早くに実現することでしょうね。脚だけでなく用途もフレックスな「FLEX」、今後の活躍に期待大です。
Source: YouTube (1, 2), Twitter via ASTROLAB via designboom, INTERESTING ENGINEERING
からの記事と詳細 ( 仲良くふたりで立ち乗り。遠隔操作で荷運びと建設ができる惑星輸送車「FLEX」 - GIZMODO JAPAN )
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科学&テクノロジー
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