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Friday, December 31, 2021

ISS運用期限、2030年まで6年間延長…NASA表明 - 読売新聞

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 【ワシントン=船越翔】米航空宇宙局(NASA)は12月31日、2024年までとなっている国際宇宙ステーション(ISS)の運用期限について、6年間延長して30年までとする意向を表明した。ISSに参加する日本や欧州、ロシア、カナダが今後、延長に同意するかどうか判断する。

 ISSは高度約400キロ・メートルの地球上空を周回する宇宙基地で、11年に完成した。複数の飛行士が約半年から1年滞在して医学実験などを行っている。NASAはISS延長によって、有人月探査「アルテミス計画」に必要な技術の開発や、地球の気候変動観測を積極的に進めるという。

 NASAのビル・ネルソン長官は声明で「ISSは平和的な科学の共同研究を導いてきた。運用の延長は技術革新や競争力を高めるだろう」と強調した。米国のISS延長に必要な予算の拠出に関しては、米議会の承認が必要となる。

 一方、NASAは30年以降を見据えた動きも本格化させている。12月2日には、米宇宙企業ブルーオリジンなど商業宇宙ステーションの建設を計画する企業に約4・2億ドル(約470億円)を投入すると表明した。

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