
新型コロナウイルス専門病院の大阪市立
ウイルスが細胞に入るのを防ぐ抗体カクテル療法は、原則として発症7日以内に投与する必要がある。厚生労働省が7月に特例承認し、今月5日には、濃厚接触者の発症予防などに使うことも認められた。投与方法は点滴に限られていたが、注射も可能になった。
今年7月29日~10月末に同病院で抗体カクテル療法を受けたのは183人。このうち酸素吸入が必要な「中等症2」以上に悪化したのは40人で、うち3人が重症化した。
投与日別の悪化率は、発症1日目はゼロ、2~3日目は1割程度だったのに対し、4~6日目は3割前後に増えていた。7日目は5割にのぼった。悪化した40人のうち85%の34人は、発症から4~7日目に投与されていた。
重症化した3人はいずれも4~7日目の投与で、3日以内に投与を受けた81人は重症化しなかった。
同療法は重症化リスクのある人が対象になるが、悪化した40人のうち「50代以上」は29人、「肥満」と「心血管疾患」が各15人、「糖尿病」が12人(いずれも複数該当を含む)だった。投与を受けた183人の年代は50代が33%で最も多く、40代20%、60代17%などだった。
西口幸雄病院長は「抗体カクテル療法は早く投与したほうが治療効果がある。重症化を防ぐ効果もみられる。この薬が登場したことで、今夏の流行の第5波では、当院は患者は多かったが退院が早く、病床は
からの記事と詳細 ( 抗体カクテル療法、発症から3日以内の投与が高い効果…症状悪化の85%が4日目以降 - 読売新聞 )
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