1人暮らしの大学生は家族などと自宅で暮らす大学生と比べて、在学中に体重の増加や肥満になるリスクが高いことが、大阪大学の研究グループの分析でわかりました。
この研究は、大阪大学キャンパスライフ健康支援センターの山本陵平 准教授などのグループが行いました。
グループは、平成27年度までの9年間に大阪大学に入学した学生2万6000人余りの健康診断のデータを活用して、住まいの環境と肥満のリスクとの関連を分析しました。
その結果、1人暮らしの大学生は家族などと自宅で暮らす大学生と比べて、在学中に10パーセント以上体重が増加するリスクが、▼男性では1.24倍、▼女性では1.76倍、大きくなったということです。
また、肥満の程度を示すBMIが肥満の基準の25以上になるリスクは、▼男性では1.18倍、▼女性では1.67倍だったということです。
グループは、1人暮らしの学生は生活が不規則になりやすく、さらに、大学の近くに住む傾向が高いため、運動不足の人が多いことなどが背景にあるのではないかと分析しています。
山本准教授は、「コロナ禍で特に若い人の運動量が減少し、健康悪化が懸念されている。生活習慣病などのリスクを回避するためにも、生活リズムの改善に努めてほしい」と話していました。
からの記事と詳細 ( 1人暮らしの大学生 “肥満のリスク高い” 阪大研究グループ|NHK 関西のニュース - NHK NEWS WEB )
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