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Friday, October 8, 2021

ノーベル平和賞にフィリピンとロシアの政権批判の報道関係者 - NHK NEWS WEB

ドゥテルテ政権のフィリピンでは、報道の自由を抑圧する動きが続き、レッサ氏も、去年(2020年)6月、名誉毀損の罪で最長、禁錮6年の有罪判決を受けました。

現在は、保釈されて裁判が続いています。

フィリピンでは、独裁体制を敷いた故マルコス元大統領の時代の反省から民主主義を守る要としてアジアの中でも比較的、報道の自由が守られてきました。

しかし、5年前(2016年)にドゥテルテ大統領が就任し、容疑者の殺害もいとわない強硬な違法薬物の取り締まりに対して、人権侵害だといった報道が強まると、大統領はメディアとの対立姿勢をとりました。

フィリピン最大のテレビ局だったABS-CBNは突然、業務停止命令を受けたあと、去年(2020年)7月、議会下院で放送免許の更新が否決され、一部のケーブルテレビやインターネットへの配信を除き、放送を再開できていません。

議会下院は、大統領支持派が大半を占めていてフィリピン国内では、報道の自由を抑圧するための大統領の意向をくんだ決定だと批判が高まりました。

フランスのパリに本部を置く世界のジャーナリストの権利を守る活動をしている「国境なき記者団」は、ドゥテルテ政権が始まった2016年以降、フィリピンでおよそ20人の報道関係者が殺害され、200人以上が暴力を受けたとしていて、報道の自由度ランキングは180か国中138位となっています。

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