[ソウル 2日 ロイター] - 韓国統計局が2日発表した8月の消費者物価指数(CPI)は前年同月比2.6%上昇した。伸び率は9年ぶりの高水準となった7月と変わらずで、ロイターがまとめた市場予想(2.3%上昇)を上回った。
CPI上昇率は5月に2.6%に達し、2012年4月以来の高水準を記録した。韓国銀行(中央銀行)のインフレ目標である2%を5カ月連続で上回っている。
内訳では農産品と石油製品の価格が引き続き上昇し、CPIの伸びをけん引。住宅賃料や外食などのサービス価格も指数を押し上げた。
農産・畜産・水産品は7.8%、石油製品は21.6%、それぞれ上昇。家賃は1.6%、外食は2.8%上昇した。
CPIは前月比では0.6%上昇。伸び率は7月(0.2%上昇)から加速し、1月以来の高水準となった。市場予想は0.3%上昇だった。
変動の激しいエネルギーと食料品を除いたコアCPIは前年比1.3%上昇で、伸び率は前月の1.2%を上回り18年6月以来の高水準を記録した。
韓国中銀は、今年のCPI上昇率見通しを従来の1.8%から2.1%に引き上げている。22年は1.5%を見込む。
中銀は8月26日、政策金利を25ベーシスポイント(bp)引き上げて0.75%にすることを決定。アジアの主要中銀で初めて、新型コロナウイルス流行下で利上げに踏み切った。
先週のロイター調査によると、アナリストは中銀が来年に追加利上げを実施すると予想しており、政策金利は来年末までに1.25%に達するとの見方が大勢だ。
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