事故を起こした後が大切!
2021年8月1日、首都高速・湾岸線にて、東京五輪の関係車両が道路上の側壁に複数回接触したほか、クルマ2台に追突し、そのまま走り去ったことが各報道で報じられました。 実際に事故を起こした際にはどのような対応が求められるのでしょうか。 【画像】これは悲惨… 様々な交通事故を見る!(13枚)
今回の事故は、50代のボランティアスタッフが五輪関係車両を運転している際に発生したようです。 警視庁は大会組織委員会に対して、事故に対しての管理を徹底するように申し入れたほか、万が一事故が発生した場合には、通報や怪我人への対応をおこなうように求めたといいます。 運転免許を取得する際に教習所などでは、運転に関わる基礎知識・技術以外に道路交通法などの交通ルールを教えています。 そのなかで、運転者などの義務のひとつとして、交通事故が起きた場合には、運転者や同乗者は次のような措置を取らなければいけないとされています。 (1) 事故の続発を防ぐため、他の交通の妨げにならないような安全な場所(路肩、空地など)にクルマを止め、エンジンを切る。 (2) 負傷者がいる場合は、医師、救急車などが到着するまでの間、ガーゼや清潔なハンカチなどで止血するなど、可能な応急救護処置を行う。 この場合、むやみに負傷者を動かさないようにする(特に頭部に傷を受けているときは動かさない)。ただし、後続事故のおそれがある場合は、早く負傷者を救出して安全な場所に移動させる。 (3) 事故が発生した場所、負傷者数や負傷の程度、物の損壊の程度、事故にあったクルマの積載物などを警察官に報告し、指示を受ける。 なお、緊急自動車、けが人や病人を運搬中のクルマや、乗合バスなどの運転者は、業務のために引き続きそのクルマを運転する必要があるときは、他の乗務員に負傷者の救護や警察官への報告など必要な措置を行わせて、運転を続けることができる。 ※ ※ ※ このように、運転者や同乗者は事故の際にさまざまな対応が求められるのです。 今回の五輪関係車両では、運転者自身が体調不良で搬送されたことや、運転者以外の同乗者がいたかは不明ですが、どのような状況にせよ速やかな原因究明が求められます。 一方で、当て逃げやひき逃げを目撃した場合には、負傷者を救護するとともにそのクルマのナンバーや車種、色などクルマの特徴を通報時に警察へ伝えることが大切です。 交通事故はいつ起きるかは分かりません。運転者・歩行者などが注意していても巻き込まれる可能性があります。 しかし、前述のように事故の際には負傷者への対応ならび通報することを覚えておくことで、事故を起こしたり目撃したときに慌てずに対応できるでしょう。
くるまのニュース編集部
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