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Tuesday, August 3, 2021

シリーズ初のVRタイトル「逆転裁判 VR20号事件」プレイレポート。殺人現場で証拠を捜し,成歩堂の逆転を助けよう! - 4Gamer.net

zeranjerat.blogspot.com  2021年7月19日より石川県のMIRAINO イオンモール白山店で展開されている「逆転裁判 VR20号事件」プレイレポートをお届けする。本作は「異議あり!」でお馴染みの「逆転裁判」シリーズ初のVRタイトル。プレイヤーは成歩堂龍一を助けるべく,事件現場で証拠探しに奔走する。
画像集#002のサムネイル/シリーズ初のVRタイトル「逆転裁判 VR20号事件」プレイレポート。殺人現場で証拠を捜し,成歩堂の逆転を助けよう!

 「逆転裁判」は弁護士と検事の息詰まる「法廷バトル」をテーマにしたアドベンチャーゲームシリーズだ。主人公の成歩堂龍一は,無実の依頼人を救うべく難事件に挑む弁護士。依頼人を陥れる証拠が揃った絶体絶命の危機から,検事や証人のムジュンを「異議あり!」と暴き,胸のすく逆転劇を見せてくれるのだ。

 そんな「逆裁」シリーズ初のVRタイトルが「逆転裁判 VR20号事件」だ。成歩堂が今回助ける依頼人は,何者かに殺害された音無陽和の妹である琴葉。すでに裁判はスタートしており,プレイヤーは成歩堂が弁護している間に事件現場で証拠を探していく。なお,本作は2人プレイが可能で,その際はお互いに助け合いながら捜査を進めていくこととなる。

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プレイヤーの上官である,宝月 茜。ゲームで使う「カガク捜査ゴーグル」と「カガク捜査ガン」は彼女のお手製
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 プレイフィールドとなるのは4メートル四方の空間。無線ヘッドマウントディスプレイ(HMD)を被り,両手にVRコントローラを握れば,そこは殺害現場となった陽和の部屋に早変わりする。この部屋で証拠を探し,成歩堂の裁判を手助けするのがプレイヤーの役目だ。

 また,プレイヤーが装着するHMDとVRコントローラがそれぞれゲームに落とし込まれているのも面白い。HMDはカガク捜査ゴーグルとなり裁判の中継に,コントローラはカガク捜査ガンとなり証拠品探しに活躍してくれる。

カガク捜査ガンは「検出光線」を出し,指紋などの証拠を捜し出せる
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 ゲームのキモとなるのは,カガク捜査ガンでの証拠品探しだ。トリガーを引くことで射出される「検出光線」を壁や家具に当てて,指紋などを探していくのだが,検出光線の射程は短く,有効範囲は狭い。実際に部屋のあちこちをくまなく歩きまわり,証拠品を探すさまは本物の捜査員になったかのようで,うまく指紋を見つけられたときに思わず快哉を叫んでしまった。自分の足を使って部屋を歩く,ロケーションVRならではの体験といえるだろう。

 なお,検出光線は射出するたびにエネルギーを消費し,使い果たすと光線が射出できなくなる。ガンシューティングゲームのようにカガク捜査ガンを振り下ろすとエネルギーが回復するので,こまめに回復するとよさそうだ。

壁や家具に検出光線を当てて証拠を捜していく
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 指紋発見後はさらに検出光線を浴びせ続けて「スキャン」することで証拠品として確保できるのだが,このスキャンは1丁のカガク捜査ガンだけではかなりの時間が必要となる。2丁のカガク捜査ガンを同時に使ったり,仲間と協力したりすることで短時間でスキャンを終えられるので覚えておくといいだろう。
2丁のカガク捜査ガンで同時に検出光線を当てれば,それだけ早くスキャンが進む
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 また,部屋の中には触れることで証拠となる指紋を消してくる「ドローン」がうろついているのだが,これを撃退するのにもカガク捜査ガンが活躍する。光線を当てることでドローンを追い払えるのでスキャンと光線をうまく使い分けていこう。2人プレイであればスキャン役と撃退役を分担作業するのも面白そうだ。
プレイヤーが証拠を見つけると近寄ってくるドローン。証拠を消してくるので要注意だ
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 裁判の様子はVR空間に浮かぶディスプレイで中継されているのだが,登場人物は「逆裁」らしい濃いキャラクターばかり。大仏のようなヘアスタイルが特徴的なサトリ検事や,事件を取り調べる刑事でありながら,なぜかやってもいない犯行を自供する清和井刑事など強烈なインパクトを残してくれる。
プレイヤーたちのカガク捜査と成歩堂の裁判は同時進行。うまく証拠を捜しだし,成歩堂の逆転を助けられるか?
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右側のディスプレイに映っているのがサトリ検事。なお,クライマックスシーンでは捜査も終わっており,ちゃんと裁判の傍聴に集中できるのでご安心を
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 裁判が終わると御剣怜侍が登場し,プレイヤーの行動に応じて成績をD〜SSのランクで査定してくれる。査定される要素はかなり細かく,「こんな所まで見てるの?」という項目も存在する。内容に応じて新規録りおろしのボイスで評価してくれるので,高評価ボイスを聞きたい人は繰り返し遊んでみるのもアリだろう。
御剣怜侍が新規録りおろしボイスでプレイヤーを査定してくれる。より良い評価を目指してがんばろう
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 “「逆転裁判」の捜査パートをテーマにしたVRゲーム”と聞くと,推理や思考ゲームを想像するかもしれないが,本作はいい意味で忙しく,アクション要素も面白い。証拠品をスキャンすると同時に,周囲を警戒してドローンを追い払わないといけないため,なかなかにスリリングな体験を味わえるはずだ。なお,忙しいと言っても体力や反射神経が問われるものではなく,幅広い層のプレイヤーが楽しめるようになっているので安心してほしい。

 また,2人プレイであればプレイヤー同士が協力することでより効率よくゲームを進められるような作りになっているのも印象的だった。今回筆者は2人プレイで遊んだのだが,手ごわいドローンを撃退したり,手早くスキャンを終わらせたりするために,自然と声掛けをするようになっていた。

 そのほか,裁判所で弁護する成歩堂のセリフには,これまでのシリーズを踏まえたものも含まれており,ファンならニヤリとできるはず。また,カガク捜査ガンは,「異議あり!」「くらえ!」といったエモートも繰り出せるので,友人と一緒にエモートを飛ばし合うのも面白そうだ。

 そんな「逆転裁判 VR20号事件」は,石川県のMIRAINO イオンモール白山店にあるVRゲームコーナー「VR-X」で,1回1200円(税込)でプレイ可能だ。プレイスペースは裁判所風になっており,等身大の成歩堂もいるので記念撮影をするといいだろう。VR-Xには,本作の他にも「BIOHAZARD VALIANT RAID」(2〜4人用),「ロックマンVR 狙われたバーチャルワールド!!」(1人用),「PHOTON BIKE」(1人用)といったVRゲームが用意されている。遊びに行く際はこちらもぜひチェックしてほしい。

「逆転裁判 VR20号事件」は裁判所風の飾り付け
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「BIOHAZARD VALIANT RAID」や「ロックマンVR 狙われたバーチャルワールド!!」といったVRゲームも楽しめる
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※掲載のゲーム画像は実際のプレイ時に見えているゲーム画面で見え方が異なる場合があります

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