高橋杏璃
「コシヒカリを超える極良食味米」がコンセプトの秋田米の新品種「サキホコレ」のパッケージデザインが8日、お披露目された。白地にサキホコレの文字が書でしたためられた「超シンプル」なデザインで、発表イベントに参加した関係者からは驚きの声が上がった。
秋田と東京の2会場をオンラインでつないだ発表イベントがあり、秋田会場に佐竹敬久知事ら、東京会場にデザイナーの原研哉さんや県出身タレントの壇蜜さんが出席した。
今回のデザインは、5社9案からコンペで選ばれた日本デザインセンター代表の原さんが考案した。原さんは、無印良品や蔦屋書店のデザインに携わってきたことで知られる。パッケージについて、「白地に読みやすい文字を堂々と配置し、超シンプルな中に思いをこめた。『サキホコル』ではなく『サキホコレ』なので、よく通る声で朗々と日本中にエールを送るようなデザインにしたいと思った」と説明した。「サキホコレ」の文字は、書家の鎌村和貴氏が書いた。
コンペの審査に関わった佐竹知事は、すでに販売されている他県のブランド米のデザインが色とりどりであることを意識したという。「お米は白なんです。清楚(せいそ)で品格があり、素晴らしい」と太鼓判を押した。
秋田会場の関係団体から「シンプルすぎでびっくりした」との声も上がったが、壇蜜さんは「誰でも読める。いろんな人たちに優しいお米だと思う」。炊きたてのサキホコレを試食し、「思った以上にもちもちしている。本当においしい」と話した。
サキホコレは今秋の先行販売を経て、来年市場デビューをめざす。(高橋杏璃)
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