新政権が発足したイスラエルのラピド外相は29日、アラブ首長国連邦(UAE)を訪問し、首都アブダビでイスラエル大使館の開設式に臨んだ。5月のパレスチナとの軍事衝突を受けてイスラエルとアラブ諸国の緊張は再び高まったが、国交樹立による経済関係の実利を優先する。
イスラエルとUAEは昨年9月にトランプ米政権(当時)の仲介で国交を結んだが、イスラエルの現役閣僚による公式のUAE訪問は初めてだ。ラピド氏は開設式で、「今日は始まりにすぎない。イスラエルは近隣国との平和を望んでおり、地域のすべての国と対話したい」と述べた。米国のブリンケン国務長官も声明で、ラピド氏の訪問や湾岸諸国で初のイスラエル大使館を「歴史的」だとし、祝意を表明した。
この日、UAE外務省ではラピド氏とUAEのアブドラ外務・国際協力相が経済と貿易に関する協定に署名した。30日にはUAEの商都ドバイでイスラエル総領事館の開設式にも臨む。
6月13日に退陣したネタニ…
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