“最悪の関係”米ロ首脳が共同声明「戦略安定対話始める」
「関係は最悪の状況」と言われる中、米ロ首脳会談がスイスのジュネーブで行われ、「近い将来に2国間の『戦略安定対話』を開始する」とする共同声明を発表しました。
バイデン氏とプーチン氏の初めての対面での会談は、私の後ろにある18世紀に建てられた邸宅で3時間行われました。
「敵意は全くなかった。我々は原則的な立場は異なるが、双方が互いを理解する意欲を示したと思う。とても建設的な会談だった」(ロシア プーチン大統領)
対立が深まっていた両国ですが、会談後に両首脳は共同声明を出し、「アメリカとロシアは予測可能性を高め、武力紛争のリスクと核戦争の脅威を軽減する」などとし、「近い将来に2国間の『戦略安定対話』を開始する」と発表しました。具体的には、核軍縮やサイバーセキュリティーの問題について協議を始める見通しで、双方が一時帰国させていた大使を元に戻すことでも一致しました。ただ、両首脳は記者会見は別々に行い、バイデン氏も意見の違いがあったことを隠しませんでした。
「互いに賛成できないところは指摘し合ったが、大げさな雰囲気ではなかった」(アメリカ バイデン大統領)
バイデン氏は「基本的人権の問題を提起し続けることを明言した」と強調したほか、アメリカが被害を受けたサイバー攻撃の事実関係についても認識に大きな違いがあることが鮮明となりました。
対話を続けることを確認し、緊張の緩和に向けた一歩を踏み出したとは言えるものの、本格的な関係の修復にはまだ時間がかかりそうです。
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