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Monday, June 7, 2021

ワクチン接種 専門家“若者は副反応の確率高いが不安払拭を”|NHK 首都圏のニュース - NHK NEWS WEB

新型コロナウイルスの高齢者へのワクチン接種が進む中、東京23区では、今月中旬から64歳以下の人への接種も始まる予定です。
こうしたなか、専門家は、高齢者に比べて若者に副反応が出る確率は高いが政府や自治体が副反応に対する若者の不安を払拭(ふっしょく)して接種を広げることが必要だと指摘しています。

64歳以下の人のワクチン接種に伴う副反応について、感染症対策に詳しい国際医療福祉大学の松本哲哉教授は「若い人はワクチンを接種することで体が強く反応するため、副反応が出る確率は高齢者と比べると数倍高いが、熱や痛みが出るなど、通常起こり得る反応だ」と指摘しました。
そのうえで、「過剰に心配することはないが、接種から2、3日は副反応が出る可能性があり、この間は、何らかの支障が出る場合があるので、仕事や試験などのスケジュールを配慮して接種を受けた方が良い」と述べました。
また、接種を受けたあとについては、「接種した当日は接種した場所をこするなどしなければ、風呂に入っても問題ないが飲酒は控えた方が良いと思う。運動も早歩き程度なら問題ないが激しい運動は避けた方が良い。副反応で熱が出る可能性があるので解熱と鎮痛の効果がある『アセトアミノフェン』を用意しておくと良い」とアドバイスしていました。
そして、「副反応は接種の翌日がいちばん強く症状が出てだんだん軽くなっていく場合が多い。症状が4、5日続いたりだんだん強くなっていく場合は副反応ではなく何か別の病気の可能性があるので医療機関に相談してほしい」と呼びかけました。
さらに、松本教授は、「年齢層が下がるにつれワクチン接種会場で具合が悪くなるなどいろいろなことが起きるケースが多くなると思うが、基本的に重篤なものが起こる割合は少ない。発熱などの症状が出ても短期間で終わるので冷静な受け止めが必要になる。政府や自治体には副反応に対応できる態勢を整えていることを啓発してもらい、安心面も配慮しながら接種を広げることが必要だ」と指摘しました。

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