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Monday, June 21, 2021

大規模PCR 1984人全員が陰性 飲食店関係者ら対象、検査数 想定の11%止まり 鹿児島・霧島で実施 新型コロナ | 鹿児島のニュース - 南日本新聞

ドライブスルー方式のPCR検査=鹿児島市本港新町のドルフィンポート跡地

ドライブスルー方式のPCR検査=鹿児島市本港新町のドルフィンポート跡地

 鹿児島県は21日、新型コロナウイルス感染拡大防止対策として、14~20日に鹿児島市と霧島市で実施した、両市の飲食店従事者や児童施設職員を対象としたPCR検査の結果を公表した。検査を受けた1984人全員が陰性だった。

 無症状者を対象に行われ、鹿児島市の会場が1312人、霧島市の会場が672人だった。業種別では飲食店1273人、児童施設711人。うち1人については陽性だったが、医療機関で再度検査した結果陰性だった。

 県は当初想定していた検査数1万8000人に対し、11%にとどまったことについて「検査期間中の感染者が減少傾向にあったことが影響している」と分析した。期間中の感染者は51人で、実施直前の7日間(7~13日)の感染者数は87人と減少していた。

■「陰性=感染していない」ではない。気緩めず対策を

 鹿児島大学大学院の西順一郎教授(微生物学)の話 新型コロナウイルスの感染者が少ない現状で無症状の人を対象に実施すれば、検査を受ける人が陽性である確率「検査前確率」はかなり低くなるため、「全員陰性」は当然予想される結果だ。新型コロナは1日でウイルス量が大きく増えるため、陰性だった次の日に陽性へ転じることもある。「陰性=感染していない」ということではない。気を緩めず日々の感染対策を徹底してほしい。

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