先月、東京・八王子市のアパートで階段の一部が崩れ落ちて50代の女性が死亡した事故で、腐食が確認された木材には、法律で義務づけられている防水加工などの対策がとられていなかったことが分かりました。
警視庁は2日、業務上過失致死の疑いで関係先を捜索し、詳しいいきさつを調べることにしています。
捜索を受けているのは、工事を行った神奈川県相模原市の建設会社、「則武地所」など数か所です。
先月17日、八王子市内のアパートで2階につながる階段の一部が突然崩れ落ち、住人の大手里美さん(58)が転落して死亡しました。
警視庁によりますと、階段は鉄製ですが、1階と2階の間にある踊り場に木材が使われていて、階段との接続部分が腐食していたということです。
アパートの外付けの階段に木材を使う場合、防水加工などの腐食を防ぐ対策が法律で義務づけられていますが、現場のアパートではこうした対策がとられていなかったことが捜査関係者への取材で分かりました。
踊り場には階段との接続部分だけでなく壁との隙間からも雨水が浸透し、広い範囲で腐食が確認されたということです。
関係者によりますと、アパートの設計段階では木材の使用は想定されていなかったということで、警視庁は捜索で押収した資料を分析するなどして詳しいいきさつを調べることにしています。
からの記事と詳細 ( アパート階段崩落死亡事故で警視庁が関係先捜索|NHK 首都圏のニュース - NHK NEWS WEB )
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