山形労働局は１２日、山形労働基準監督署の署長が３代続けて、利害関係のある団体と飲食した際に負担額を支払わず、国家公務員倫理規定に違反していたことがわかったと発表した。
同局は、５０歳代の現署長を厳重注意、６０歳代の前署長を戒告の懲戒処分とした。６０歳代元署長は、戒告相当としたが、すでに退職しており、処分はできない。
発表によると、３人は２０１４年５月～１９年４月、利害関係のある団体が開催した懇親会で飲食の提供を受けたが、現署長は計２回約７０００円、前署長は計４回約４万２０００円、元署長は計４回約３万１６００円を負担しなかった。３人は「確認が不十分だった」などと話しているという。
同局は「今後は、金額や参加人数などのチェックリストを事前に提出させるなどして、再発防止に努める」としている。
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