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Friday, March 12, 2021

全国初、車両コンテナでコロナ診療 高い機動性、感染防止を強化 - 岐阜新聞



  • 4月から本格稼働する車両式の医療コンテナ=岐阜市橋本町、朝日大病院 
  • 医療コンテナ内部を紹介する佐々木昭彦副病院長=岐阜市橋本町、朝日大病院 

 岐阜市橋本町の朝日大病院は、車両式の医療コンテナを全国の医療機関で初めて導入した。新型コロナウイルス感染症の患者を診る場所を増やし、診療体制を充実するのが狙い。4月に本格稼働し、発熱外来の一部として運用する。

 医療機器メーカー、サンセイ(横浜市)が提案する「MCキューブ」を入れた。内部には、医療機器を設置し、防音、放射線防護工事などを施した。車両コンテナをベースにしており、容易に移動させられる機動性が特徴。導入に当たり、県補助金を活用した。

 大きさは、高さ4メートル、全長6メートル、幅2・5メートル。内部は、陰圧環境となっており、自家発電機、車椅子の昇降装置も搭載した。診察室2ブース、採血やレントゲン撮影などもできる処置室を備えた。

 同病院は、県指定の診療・検査医療機関589カ所の一つ。これまで発熱外来は外来病棟とは別の棟に開設し、一般患者の動線とは区別していた。4月の稼働後は、ケースに応じて併用していく考え。

 コンテナを駐車場に置くことで、より区別された動線を確保できる利点もある。同病院のコロナ対策会議副委員長の佐々木昭彦副病院長は「病院の本来の機能に影響することなく運営することができる」と語った。

カテゴリ: 医療 新型コロナウイルス



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