次期iOS 14.5アップデートにて「マスクを着けたままFace IDロック解除」対応と予告されてから、はや1ヶ月以上が経ちました。すでにパブリックベータ版も3つ目(米現地時間で3日配信)となっていますが、正式版は何らかの大きなイベントの後に配信が始まるのかもしれません。
新製品発表イベントは3月23日?からARヘッドセットが2022年発売?まで、最新アップルの噂をまとめてお届けします。
アップルが3月にスペシャルイベントを開くのは、ほぼ恒例といえます。2016年にはiPhone SE(初代)および9.7インチiPad Proを、2018年には教育市場向けに第6世代iPadをお披露目し、2019年にはApple ArcadeやApple TV+といった新サービスを発表。2020年も月末に噂されていましたが、おそらく新型コロナ感染拡大のため幻のまま終わっています。
最新の噂は、アップル未発表製品の的中率が97.8%といわれるKang氏が発信したと伝えられています。ご本人の「One Plus 9の新製品発表イベントとAppleのイベントは同じ日」との発言があり、One Plus 9正式発表が23日と予告されたことから推測されたしだいです。
はじめ3月16日説が有力でしたが、Bloombergでアップルを担当するMark Gurman記者が「16日ではない」とコメント。裏返せば3月は否定しなかったわけですが、有名リーカー(注目の未発表製品にまつわる有力情報を発信する人)Jon Prosser氏も23日説を支持しており、こちらが信ぴょう性を帯びてきました。
その場では新iPad ProやiPad mini、失せ物追跡タグAirTags(仮)や第3世代AirPodsの発表が予想されています。これだけの新製品の数々が一挙に紹介されるとも考えにくく、イベント前後に一部はWebサイトで発表されるのかもしれません。
上記イベントでの発表がほぼ確実視されている新型iPad Proが、3月末から第2四半期(4月~6月)にかけて発売されるとのサプライチェーン情報です。台湾のタッチパネルメーカーGISが部品の生産規模を拡大し、その目的の1つはアップルの新製品向けに供給するため、というわけです。
ミニLEDとは、従来よりも液晶のバックライトLEDを細分化する技術のこと。これとローカルディミング(部分駆動)技術を組み合わせることで「エリアごとにバックライトの消灯」が可能となり、コントラストやダイナミックレンジが向上して省電力も実現しつつ、液晶であるため有機ELのような焼き付きの恐れもないと期待されています。
次期12.9インチiPad ProにはA14X(仮)が搭載され、その性能はMacのM1に匹敵するとの予想もあります。ディスプレイ技術は一新されパフォーマンスは向上する一方で、デザイン面では2020年モデルと変わり映えしないと見られています。
次期iPadの噂はもっぱら12.9インチばかりでしたが、新型11インチiPad Proも発表間近と予感させる手がかりも報告されています。ほか第3世代Apple Pencilが登場する可能性もあり、クリエイティブ方面に大きな波がやって来ることもあり得そうです。
これまでアップル社内で革新的なAR/VR機器が開発中との噂が相次ぎましたが、有名アナリストMing-Chi Kuo氏がその詳細を予想したとのニュースです。
Kuo氏が言及している未発表デバイスは3タイプ。まず頭にかぶるAR/VRヘッドセットはソニー製のマイクロOLED画面を採用し、「独立したコンピューティング能力と内蔵ストレージ」を備えるとのこと。つまりiPhoneとリンクして使うのではなく、Oculus Quest 2のような独立した機器になるというわけです。ちなみにアップル製AR製品にソニー製ディスプレイが採用される噂は、日刊工業新聞も報じていました。
第2にアップルARメガネ(仮)はまだ試作品さえ存在せず、発売は「早くても」2025年になる見通しとされています。時間枠に多少のズレはあるものの「第1弾にARヘッドセット、次にメガネ型」という順番は、アップル社内でプレゼンされたという今後のスケジュールにも概ね沿っています。
おそらく今回が初出のARコンタクトレンズは「2030年以降のどこか」としてはるか未来に位置づけられています。「目に見えないコンピューティング」時代が何を意味するのか漠然としていますが、「2078年に登場するPS9は粉末状で鼻から吸引」に近いのかもしれません。
このうちARヘッドセットについて、Kuo氏は合計15ものカメラが搭載されて「革新的な生体認証」を備えるとの予測も追加しています。最終的には100~200gの軽さとなり価格は1000ドル程度とされていますが、この仕様通りに発売されれば、競合するOculus製品に注力しているFacebookとの摩擦もさらに激化しそうです。。
主にiPhone 12 miniの大幅減産を伝える日経記事のなかで、さらりと触れられていたニュースです。小型5.4インチiPhoneの今後は、とりあえず2021年モデルでは続投との噂もありました。
そこで伝えられているのは「Appleシリコンプロセッサを搭載する」「2台の新型MacBookラップトップ」の量産が、当初予定の5~6月から今年後半にリスケジュールされた、という情報のみ。どのモデルかさえ特定されていませんが、年内に噂されているAppleシリコン搭載Macといえば14|16インチMacBook ProかMac Proの二択であり、「ラップトップ」ということで前者に絞り込まれます。
次期Appleシリコン搭載MacBook ProについてはミニLEDバックライト付き画面のほかTouch Barの廃止、SDカードスロットやMagSafe充電端子の復活など、2015年以前モデルへの先祖返りのような仕様が予想されています。2016年モデルでの「外部ポートはThunderbolt 3に統一」路線は、カメラほか多彩な機器とデータのやり取りをするプロ向けには無理があったのかもしれません。
アップル独自設計モデムの噂は2年以上も前から囁かれていたものの、その背景にはインテルの5Gモデム開発が遅れていたことや、当時はクアルコムと関係が悪化していて5Gモデムを調達できない事情がありました。そのうち1つがクアルコムとの和解により解消されて以降は続報も途切れがちでしたが、再び浮上してきました。
現行の最新iPhoneにはSnapdragon X55が搭載されており、2022年モデルまでは同じくクアルコム製モデムチップが採用されると見られています。それがアップル独自モデムチップに置き換わったとしても、5Gは各地の通信インフラによるところが大きく、Appleシリコンのような劇的な性能の向上があるとは考えにくいことです。
が、自社設計チップであればiPhone以外のアップル製品にも組み込みやすくなるはず。5G対応MacBookモデルも1年以上前から噂されており、そろそろ何らかの動きがあると期待したいところです。
からの記事と詳細 ( 新製品発表イベントは3月23日?からARヘッドセットが2022年発売?まで。最新アップル噂まとめ - Engadget 日本版 )
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科学&テクノロジー
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