2021年シーズンのF1は、ペルシャ湾に浮かぶ島国バーレーンで幕を開ける。3月12日からはバーレーン・インターナショナル・サーキットでプレシーズンテストが行なわれ、26日から同地で開幕戦が行なわれることとなっているが、バーレーン政府はF1関係者に新型コロナウイルスのワクチン接種を申し出ることを発表した。
バーレーンは現在、新型コロナウイルスのワクチン接種率が世界で最も高い国のひとつであり、既に人口の9%が必要な2種類のワクチンを接種している。バーレーンでは多くのF1関係者が約3週間にわたってバーレーンに滞在することになるため、同国は彼らにワクチン接種をさせたい構えだ。
政府はこのワクチン接種プログラムに関して、「時間的余裕があり、参加者と国民の双方に利益があると認められる場合には、王国で行なわれる主要イベントにそれを拡大していく」としており、さらに次のように述べた。
「今年のF1イベントでは、テストも含めて大多数の関係者がバーレーンに3週間ほど滞在する」
「これは、希望する人たちを(ファイザー・バイオンテック製)ワクチンを接種するという形で保護する特殊な機会を提供する」
バーレーンの保健省は、バーレーンに到着した“レース関係者”に対してワクチン接種を行ない、それから21日後、彼らが出国をする際にも追加のワクチン接種ができるようにするという。
しかしながらF1の広報担当者によると、F1自体は「既に英国の医療システムを通してワクチンの展開が確立されているので、渡航グループとしてワクチンを接種する計画はない」としている。そのため、多くのチームがバーレーンの申し出に応じない可能性があるという。
人口150万人ほどの国であるバーレーンは、今年2月に過去最高の新型コロナウイルス感染率を記録し、1日で848人が新規感染した日もあった。同国では現時点で累計444人が新型コロナウイルスによって亡くなっている。
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