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Monday, February 8, 2021

日本株は情報・通信や証券高い、医薬品や機械安い-指数方向感欠く - ブルームバーグ

9日の東京株式相場は朝高後に下落に転じるなど方向感の定まらない展開。米大型経済対策の成立期待、好調な企業決算などから情報・通信、半導体関連、空運が買われ、仮想通貨の上昇で証券も高い。半面、医薬品や機械、食料品などは安い。高値警戒感が重しとなっている。

  • TOPIXの午前終値は0.79ポイント(0.04%)高の1924.74
  • 日経平均株価は109円01銭(0.4%)高の2万9497円51銭

<きょうのポイント>

  • 米S&P500指数が最高値更新、初の3900台-主要指数も最高値
    • フィラデルフィア半導体株指数(SOX)3%高
  • 台湾積体電路製造(TSMC)が日本に開発拠点設置へ、投資額は約200億円- 日経
  • ソフトバンクG株が21年ぶり1万円超え、ファンド好調で3四半期黒字
  • マネックス株連騰、仮想通貨関連に買いービットコイン4万7000ドル台

  三菱UFJモルガン・スタンレー証券の藤戸則弘チーフ投資ストラテジストは「1.9兆ドルの米経済対策期待から米国株は上昇したが、日本株はきのう先回りして日経平均は600円以上上昇しており、今日の上げ幅は100-200円程度だろう」と話した。「米国ではSOX指数が大幅上昇しており、台湾TSMCの日本拠点開設の報道やルネサスエレクトロニクスの英国企業買収と材料が多い半導体関連はもう一段高の可能性が高い」と指摘した。

  水戸証券投資顧問部の酒井一チーフファンドマネジャーも「米経済対策期待と企業業績はこれまでの株価上昇で織り込んでおり、時間外の米国株先物の動きを見ながらの展開になるだろう」と指摘。証券株の上昇につながっている仮想通貨上昇については「投機的資金が主だが、過剰流動性が続く限りは上昇をサポートするだろう。ただ、テスラ一企業のニュースで相場が動き、規制強化などの動きがあれば大幅に下落するなど読み切れない」と話した。

  • 東証33業種では鉱業、空運、証券・商品先物、情報・通信、石油・石炭、化学、倉庫・運輸が上昇
  • その他金融、その他製品、鉄鋼、非鉄金属、食料品、機械、医薬品は下落
TOPIXの推移

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