台湾訪問計画に対する圧力があまりにも強くなり、それが死につながったと今年1月までチェコの上院議長だったヤロスラフ・クベラ氏の遺族は言う。故人の遺志を継いだのがビストルチル現上院議長だ。
約90人から成る代表団を率い8月末に台湾入りしたビストルチル議長が直面したのは、中国政府の脅しのみならず、親中派のゼマン・チェコ大統領による反対だった。こうしたストレスが重なり72歳だったクベラ氏が台湾訪問を前に心臓発作で亡くなったのかもしれない。
人口1070万人のチェコ共和国は外交政策では加盟する 欧州連合(EU)の方針に従うが、4番目に大きな貿易相手国である中国との関係は予想できなかったほど悪化している。実際、対中関係を巡りチェコ政界は割れている。密接な経済関係を支持する議員もいれば、中国の人権状況に憤りを隠さない政治家もいる。
ゼマン大統領やペトル・ケルナー氏らチェコの富豪にとって、中国は投資してくれる国であり、チェコ企業が事業 拡大する国だ。親ロシアでもあるゼマン大統領は、2015年に北京で行われた第2次世界大戦終結70年の 記念式典にEU加盟国の国家元首としては唯一参加した。
一方で、プラハのフジブ市長ら多くの政治家は中国の人権状況を批判。上海との姉妹都市協定を取り消した同市長は今年先に台北を訪問し、上院議長の代表団にも加わった。
中国との溝は以前からある。チェコ初代大統領のバツラフ・ハベル氏は台湾を訪問。チベット仏教最高指導者ダライ・ラマ14世と会談したこともある。
中国の王毅外相はビストルチル上院議長の訪台を「裏切り」だとし、「中国人14億人を敵に回した」と非難したが、同議長は台北で、台湾人とチェコ人は「民主主義への道をもがきながら見つけなければならなかった」と述べ、他のEU加盟国からの台湾訪問もあるだろうと見通しを示した。
台湾の蔡英文総統は9月3日の式典で、クベラ氏を悼み、故人への敬意を示す勲章を授与した。
原題: How a Politician’s Death Deepened the Czech Rift With China (1)(抜粋)
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September 07, 2020 at 09:58AM
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対中関係悪化いとわず台湾訪問したチェコ上院議長-前任の遺志継ぐ - ブルームバーグ
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