ラグビーのトップリーグ日野レッドドルフィンズ(日野自動車ラグビー部)に所属するロックのジョエル・エバーソン容疑者が違法薬物使用容疑で4日に逮捕されたことを受け、協会関係者は5日、都内で取材に応じ「(トップリーグは)コロナどころじゃない」と怒りをあらわにした。

日野は5日に無期限の活動自粛を発表。太田治チェアマンは不戦勝など今後の対応について「改めて検討していく」と言葉少なだった。

同リーグでは昨年にも所属選手による薬物問題が発生し、発覚後には再発防止へ取り組んできた。協会関係者は「個人なのか、チームなのか、統括している協会なのか。みんな悪いです」と不祥事を防げなかったことを悔やんだ。

同協会の森重隆会長は「日野レッドドルフィンズ所属の選手が、違法薬物使用容疑で逮捕されたことは誠に遺憾です」とコメントを発表。「今一度、全ての所属チームや関係者に対して、コンプライアンスの遵守を徹底して行うように指導して参ります」と固く誓った。